
ケトンくん(β-ヒドロキシ酪酸)
🏷 なかま分類
からだの中のなかま
💼 しごと
ケトンたいさんは、ブドウ糖が少なくなったときに現れる、もうひとつのエネルギーのカタチ。
とくに、脳や心臓、筋肉のようにたくさんのエネルギーを使う場所では、すごく頼りにされている存在なんだ。
ふだんはあまり目立たないけど、ブドウ糖が少なくなったときにすっと登場して、体をしっかり支えてくれる。
断食や運動中、糖質をひかえた食事のときなどに、ミトちゃんの工場でせっせとつくられるよ。
脂肪を材料にして生まれるから、ケトンたいさんは、脂肪のエネルギー変身係でもあるんだ。
💡 キーワード
ケトン体 / 脂肪 / 断食 / 糖質制限 / 脳エネルギー / ミトコンドリア / ケトジェニック
😌 性格
おだやかでマイペース。どんな状況でもあわてず、淡々と自分の役割を果たすタイプ。
主役になりたがることはないけれど、必要なときにきちんと働いて、みんなを支えてくれる縁の下の力もち。
登場シーンがかぎられているぶん、ちょっとレアな存在だけど、じつは知る人ぞ知る人気者。
からだの静けさやバランスをたいせつにしていて、無理のないペースで動いている。
口ぐせは「そろそろ、ぼくの出番かな?」
🌱 すきなこと
・16時間ファスティング
・脂肪がエネルギーに変わる瞬間
・ぼくのことをちゃんと理解してくれる人
・ミトちゃんが「助かった〜!」って言ってくれると嬉しい
🧬 ちょっとしたヒミツ
ケトンくんは実は「アセト酢酸」「β-ヒドロキシ酪酸(べーた・ひどろきしらくさん)」「アセトン」っていう3人兄弟のチームなんだ。
ふだんは静かに肝臓のなかで出番を待ってるけど、ブドウ糖がなくなると、「ぼくらの出番だ!」ってそろって動き出すよ。
特にぼく(β-ヒドロキシ酪酸)は、ミトちゃんたちの大好物!エネルギー効率がよくて、からだも脳もスッキリ元気になるんだ。
とくに脳はブドウ糖しか食べられないって思われがちだけど、じつはケトン体があると、かえってクリアに働いたりするんだよ。
「脂肪を燃やす」「集中力アップ」「代謝のリセット」っていうミッションをかかえて、ぼくらは今日も静かにスタンバイしてるんだ。
🎓 教育ポイント
・ケトン体は脂肪から作られるエネルギー源で、断食や糖質制限時に登場する
・ブドウ糖が少ないときの代替エネルギーとして脳や筋肉でも使える
・脂質代謝の大切さや、糖質過多の影響を考えるきっかけになる
・健康的なケトジェニック生活の導入に役立つキャラクター