キャラクター図鑑 No.7|インスリン先生

インスリン先生

🏷 なかま分類

からだの中のなかま

💼 しごと

インスリン先生は、血液の中を流れる「ブドウ糖(グルコース)」を、細胞の中にやさしく届ける、まじめで頼れる案内役。
ごはんや甘いものを食べたあと、血糖値が上がってくると、「はい、エネルギーはこちらですよ〜」と、細胞のドアをノックしてまわる。

グルコースちゃんがうまく細胞の中に入れるように、鍵となってドアを開けてあげるのがインスリン先生の大事な仕事なんだ。
それによって、体のすみずみにエネルギーが行きわたる。

でも、同じ仕事を何度も繰り返しているうちに、細胞側がなかなかドアを開けてくれなくなることも。
これを「インスリン抵抗性」って呼んでいて、現代人にとって大きなテーマにもなっているんだよ。

💡 キーワード

血糖値 / ホルモン / すい臓 / ブドウ糖 / 代謝 / 生活習慣病 / インスリン抵抗性

😌 性格

とても几帳面で、責任感が強い性格。
みんなの体の状態を見て、どこにどれだけエネルギーを配ればいいか、いつも考えて動いている。
自分が少しでも遅れると、血糖値が上がってしまうから、時間にはとてもきびしい一面もある。
でも本当はやさしくて、体のためを思っていつも全力。
「先生」と呼ばれているけれど、どこか親しみのある存在で、
ときどきおちゃめな顔も見せてくれる。
口ぐせは、「はい、そろそろお部屋に入りましょうね。」にしてほしいと思ってる。

🌱 すきなこと

・ゆっくり上がる血糖値(食物繊維と一緒に食べるのが◎)
・適度な運動と規則正しい生活
・ミトちゃんたちがちゃんとエネルギーを使ってくれること
・ストレスのない教室(からだ)

🧬 ちょっとしたヒミツ

インスリン先生は、すい臓という場所で作られていて、からだにとって欠かせない存在。
でも、グルコースちゃんが多すぎたり、甘いものをとりすぎたりすると、がんばりすぎて疲れてしまうこともある。

インスリン先生が働きすぎると、脂肪をためやすくなったり、
細胞が言うことを聞いてくれなくなったりして、先生自身も困ってしまう。

だからこそ、食べすぎや甘いもののとりすぎにはちょっと注意。
先生を助けるために、ゆっくり食べたり、からだを動かしたりすることが、とても大切なんだ。

🎓 教育ポイント

・インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモン
・分泌されすぎるとインスリン抵抗性(効きにくくなる)が起こり、生活習慣病の原因に
・炭水化物の質や食べ方、運動・睡眠の質が重要
・健康管理のカギを握る「代謝コントロール役」