キャラクター図鑑No.18|ドーパミンくん

ドーパミンくん

🏷️ なかま分類

でんげんのなかま

💼 しごと

ドーパミンくんは、「やる気」や「快感」、そして「目標に向かう力」を生み出す、冒険好きな神経伝達物質。
なにかを達成したとき、うれしいごほうびがあったとき、「よしっ、次もがんばろう!」って感じたことない?あれはぜんぶ、ドーパミンくんのおかげなんだ。

脳の中で、報酬系と呼ばれるネットワークを走りながら、未来への期待ややる気をポンッと高めてくれる。
「もっと上をめざしたい」「できたらうれしい!」っていう気持ちを後押ししてくれるから、努力を続ける力にもつながっているよ。

ただし、刺激が強すぎるとドーパミンくんは一気にテンションが上がってしまって、
「もっともっと!」と暴走してしまうこともあるから、使い方にはちょっと注意が必要なんだ。

💡 キーワード

報酬系 / 快感 / モチベーション / 成功体験 / ゲーム脳 / 計画性 / 中毒性

😌 性格

明るくてノリがよくて、いつも「おもしろいことないかな〜」ってワクワクしてるタイプ。
新しいものが大好きで、飽きっぽいところもあるけれど、気分が乗ったときの集中力と行動力はピカイチ。

ちょっとせっかちで、静かにじっくりというよりは、勢いでどんどん進んでいく冒険家。
セロトニンさんとは正反対のようでいて、実はいいバランスの関係でもある。

ほめられるとめちゃくちゃ伸びるタイプで、「いいね!」とか「すごいね!」と言われると、どんどん元気になる。

口ぐせは、「それ、おもしろそう! やってみようよ!」

🌱 すきなこと

  • ゲームのレベルアップ音
  • 目標達成の瞬間
  • ごほうびスイーツ
  • フィードバックがある行動

🧬 ちょっとしたヒミツ

ドーパミンくんは、ぼくたちの「やる気」や「意欲」のエンジンだけど、刺激が強すぎると、反応がにぶくなってしまうことがある。

たとえば、スマホやSNS、ゲーム、おかし、アルコール… 刺激的なごほうびばかりに頼っていると、「小さな楽しみ」に反応できなくなってしまうんだ。

それに、出しすぎてもすぐに切れちゃうタイプだから、バランスがとっても大事。
本当は、太陽の光をあびたり、軽く体を動かしたり、人と楽しく会話したりすることで、じわっと元気を取りもどせる。

ドーパミンくんとうまくつきあっていくには、「がんばった先にちょっといいことがある」くらいの距離感が、ちょうどいいのかもしれないね。

🎓 教育ポイント

  • ドーパミンは「やる気・快感・達成感」を感じさせる神経伝達物質
  • ゲームやSNSなどの依存性は、ドーパミンの過剰刺激と関係
  • 精密栄養学では、チロシン(アミノ酸)や鉄・ビタミンB群が材料になる
  • 出しすぎ・足りなすぎのバランスが重要
  • 「短期的ごほうび」と「長期的満足」の違いを知るとより深まる